適応障害

疾患の説明

適応障害とは

適応障害は、明確なストレッサー(ストレスの原因になる出来事など)により引き起こされる情緒面や行動面の症状で、社会的機能が著しく障害されている状態をさします。
抑うつや不眠などうつ病と似た症状も見られます。

何らかのストレッサーをきっかけに1~3ヶ月以内に発症しますが、ストレス状態が解消されると、6ヶ月以内に症状は消失すると言われています。
また、うつ病の発症に至ってしまう場合もあるとされています。

適応障害もうつ病と同様、再発率が高い病気と言われており、診断されて5年後には、再発率50%にものぼると言われています。

注意サイン

  • 仕事や家事が手につかない
  • 眠れない
  • ストレスの原因となっている対象のことを考えると不安・恐怖を感じる

原因

適応障害はストレス反応性の精神障害であり、よってその原因はストレスにあると言えます。
ただし、そのストレスは、「ある人にとっては苦痛であっても他の人にとってはそうではない」ということもあり得ます。もちろん、その逆も然りです。
何をストレスと感じ、そのストレスに対する耐性がどの程度備わっているのか、また、特定のストレスに対する対処法を持っているかなど、個人個人で様々なストレスからの被影響性があります。
一概に適応障害の原因といっても、ストレスという定義が幅広い以上、かなり多くの種類の原因が考えられると言うことになります。

効果的な治療法

環境調整によるストレス因の除去、ストレス因への耐性の向上、症状を和らげるための心理療法など。

原因が「明確なストレッサー」にあることから、
何がストレスになっており、
それをどのように捉えており、
それに対してどのように振る舞っており、
その振る舞いがどのような結果をもたらしているのかなど、
ストレスとの関係性を分析して、認知や行動面への具体的な変化をもたらすような治療法が効果的であると考えられます。

人生には、人の数・・・いやそれ以上の多種多様なストレスがあります。
誰にとってもストレスに曝される機会がある以上、誰もが適応障害になり得るということですよね。
ストレスとの関係性を変えると言っても、そう簡単なものではありません。
その場では、ストレスを排除し、抑えることが出来たとしても、またいつ同じようなストレスに曝されるかは誰にも予想することができません。
当事業所のカウンセリングでは、利用者様のお一人お一人に対して、そのストレスの意味を適切に理解し、適応障害から抜け出し、今後の人生に活かしていくためのお手伝いをしていきます。

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引用・参考文献

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